公益財団法人 香川県スポーツ協会
会長 槙田 實
このたび、皆様方のご推挙によりまして、令和4・5年度の香川県スポーツ協会会長を務めることとなりました。これまで、副会長として4年間、本協会の運営に携わっておりましたが、これからは、会長として香川県のスポーツの振興を進めるという重責に、身の引き締まる思いでございます。
さて、本協会では、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催により、社会の文化としてのスポーツに対する関心や期待が更に高まっている中で、本年5月、財団法人設立から50年という節目の年を迎えることができ、これからの更なる充実・発展を目指したいと考えております。
そのような状況ではございますが、これまでの直近3年間は、新型コロナウイルス感染症が拡大し、国民体育大会本大会が2年連続中止となったり、全国的なスポーツイベントが中止・延期となったりするなど、そこでの活躍を目指していた選手たちには、大変残念で辛い時期であったと思います。最近になって、ようやく大会が開催され、観客もスポーツを楽しむという機会が増えてきており、本協会としても各種の事業を推進し、本県のスポーツ振興が加速するよう取り組む所存でございます。
現在、本県の競技スポーツに対しましては、県や競技団体、企業等と一丸となって取り組んでおり、その結果、国民体育大会の天皇杯順位20位台を維持するとともに、多くの全国大会で好成績を上げており、これから、四国で開催される「令和4年度全国高等学校総合体育大会」や、「令和5年度全国中学校体育大会」においても、多くの本県選手の活躍が期待されております。
一方、生涯スポーツに対しましては、特に「スポーツ少年団活動」の支援と「総合型地域スポーツクラブ」の育成に取り組んでおりますが、県民がスポーツ活動に広く取り組み、心身ともに健康な生活が営めるよう努めてまいります。
終わりに、本県におけるスポーツの振興につきましては、課題もございますが、ひとつ一つに丁寧な対応をしてまいりたいと考えておりますので、関係の皆様には、更なるご支援、ご協力をお願い申し上げ、就任のご挨拶といたします。
令和4年6月